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大阪市での相続コンサルティング実績について

こんにちは、相続支援コンサルタントの内藤です。
今回は、私たちが大阪市内で行った相続コンサルティングがひと段落しましたので実績についてご紹介いたします。

相続には3つの対策があります。
1.争族対策
2.節税対策
3.納税対策

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今回のお客様は、相続人の皆様の関係が良好だったため、上記1は問題がありませんでした。

また、相続が起こってからのご依頼だったため、2の節税対策については期間的に難しいため、税理士が算出する不動産評価が適正かどうか確認を行い、メインは3の納税対策となりました。

コンサルティングの内容は大きくは下記の通りです。

①スケジュール確認
 相続開始から納税までの10か月間で、いつ・誰が・何を行うのかを明確にし、最善の結果を求めて焦らずにじっくり進めていくことの説明


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②不動産の評価
 「相続税評価額」の算出と「時価」がいくらになるか全ての不動産を査定


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③財産一覧の作成
 全ての財産を把握し、大体の相続税額を算出し、納税資金の過不足の把握


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④売却不動産の選定
 納税資金確保のため、どの不動産を売却するか検討。空地にはマンションを建てた場合のプラン・建築費・将来の収支を見ていただき、相続人にとって建築した方が良いか売却した方がいいかの判断をいただく


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⑤分け方の決定
弊社が使用する相続支援ソフト「Super REIFA」を使い、法定相続で分けた場合や、不動産や現預金などを誰にどのように分けるのかなど、様々なパターンをシミュレーションして、実際の分け方を決める材料を提供し、保有する物件と売却する物件も決める


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⑥不動産の売却
今回は空地になっていた約2,000㎡を売却する不動産の第一候補とし、用途地域や都市計画、立地などからマンション用地かホテル用地として売却するのが一番高く売却できると判断し、マンション及びホテルのデベロッパー計14社へ入札依頼

当初デベロッパーに対してヒアリングしたところ、各社9億円前後という回答でしたが、ある程度の時間をかけて入札という形で競争していただくことで、

最終的には、、、


なんと、、、


16億円に!!!


お客様も我々もおどろく結果となりました。

この7億円の差は弊社がお客様に見えないところでデベロッパーと「相対取引」を行うのではなく、「入札」という形を採用したこと、全ての過程をお客様にも開示したことにより成しえた成果であると思います。

先日、無事に相続税の納税も終わり、一安心といったところです。

今回は一般的にNGと言われている「不動産の共有」についても一部採用し、ご先祖様の思いを残されたご家族が末永く守っていくような設計にもしています。

私たちはお客様のご希望を尊重しつつ、専門的な意見も踏まえ、円満な解決に導くお手伝いを心がけました。

冒頭で申し上げた通り、相続には3つの対策があります。
一番効果的なのは生前に対策をすることです。

今も別のお客様ですが毎月1回ご家族全員が弊社に集まり、相続対策コンサルティングを行っており、とても有意義な会になっています。

ご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。お待ちしております。