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不動産の「囲い込み」にご注意を!!

こんにちは!
本店の斎藤です(^^)/

今回は不動産を売却するときによく聞く「囲い込み」についてお話をします。

皆さんは「囲い込み」という言葉を聞いたことがありますか?
先日、「これは囲い込みじゃないのか??」と思うことがあったのでブログに
記します。
「囲い込み」は現在の不動産業界ではタブーとされていますが、昔は大手不動産会社は当たり前のようにやっていたと聞きます。

「囲い込み」とは?
ある不動産会社が特定の物件や顧客を独占的に取り扱うことにより、競合他社を排除しようとする行為のことです。例えば、他社の不動産会社から「○○の物件を買いたいって人がいるので物件を案内させてほしい」と電話があっても、「すみません、すでに申込みが入ってしまいました」と嘘をつき、紹介を断ります。このように自社でガッチリと物件を掴んで放さないことから、「囲い込み」と呼ばれるようになりました。
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先日、弊社スタッフが不動産流通システムの「レインズ」で新着物件を確認していたところ、〇月〇日(本日)物件登録がされていたのにすでに「申込あり」の表示が・・・・え?どうして?ってなりますよね?
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本来、売主から不動産売却の仲介を依頼された不動産会社は、売主の利益を確保するために、レインズに物件情報を登録し、不動産業界全体で情報共有し、できるだけ早く買主が見つかるよう努めるべきです。
売却の専任媒介契約を受けた不動産会社が、故意に情報を隠し、また独占することは法律で禁じられているため、専任媒介契約をする際には「決められた期間内に」「物件情報を指定流通機構(レインズ)へ登録する事」が義務付けられています。

なぜこのようなことが起きるかと言うと、売主と買主の両者から仲介手数料をいただける両手取引をしたいからです。
※両手取引の場合、一方のみの仲介と比べて2倍の仲介手数料を得ることが出来るからです。
アメリカ等では、そもそも両手仲介が禁止されており、それにより卑劣な「囲い込み」を法律で防止しています。日本では、両手仲介は合法で、両手仲介を行うための囲い込みが横行しているのが正直なところです。成績を競い合う同僚同士でも囲い込みをしている会社すらあると聞きます。


でもそれって本当にお客様のための仕事なのでしょうか??

売主は物件を売ると決めたら、できるだけ早く売りたいものです。ところが、物件を囲い込まれることによって、この「早期売却」が困難になることもあります。
万が一、囲い込みをされていたら、契約する不動産会社を見直すべきでしょう。囲い込みをされていなかった場合には、反響が少ない理由は「売り出し価格が相場より高い」など、他の理由が考えられます。
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矢島不動産管理が売却相談を受けた場合、売主であるお客様の利益を最大限に考えています。
時に、「ご家族の将来を考えてこの物件は売らない方がいいのでは?」と言うときだってあります。
地元の不動産会社ですから、ご縁があって両手仲介になることもあります。
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しかし、矢島不動産管理は、不動産を売買(仲介)するだけの会社ではありません。
「不動産を通し、お客様の未来が明るくなるように全力でお手伝いをする」会社です。
売主も買主も笑顔で気持ちの良い売買取引が行えるよう日々、お客様に寄り添った接客を心がけています。

ぜひ一度、ご相談にいらしてください。
以上、斎藤でした~(^^)/