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お元気なうちに相続相談を

こんにちは
本店の斎藤です(^^)/

今回は私もちょっと身近になってきた相続相談について書きます。
高齢のご両親がいらっしゃる方は、一度は考えたこともあるのではないでしょうか。

「親が亡くなったら・・・」
「何か手続きとかしないといけないの?」

実は先日、友人が大変な思いをしたそうです。
「親が亡くなり、お葬式などの段取りが大変というのは聞いていたけれど、実は相続の手続きが一番大変だった!!」と言っていました。
「手続きに相当の期間を費やし、複雑で・・・頭から煙が出そうだった」とも。
友人は仕事を抱えながら対応したそうです。
そんな友人は私にアドバイスをくれました。

それが今回のテーマ
「親が元気なうちに相続相談を!」


手続きは膨大
ご家族(ご両親)が亡くなったあとの手続きは、人によって違いはありますが、とにかくものすごい数の手続きを行います。
①死亡届の提出
②火葬許可の申請手続き
③世帯主の変更
④健康保険の資格喪失の届出
⑤年金受給の停止
⑥公共料金や携帯電話の解約
この中でも、亡くなってから1週間以内だったり、2週間以内だったりと家族を亡くしたばかりなのに役所へ行き様々な窓口で手続きをします。
その際に必要になってくる書類も膨大です。戸籍謄本や死亡診断書、年金証書などなど・・・・。
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これだけは事前に家族と確認しておこう
まず、保険証や年金証書などの保管場所、手続きに必要なものが普段どこに保管されているのか家族内で周知しておきましょう。
また手続きの中で一番大変なのが「相続税の申告」です。
相続税の基礎控除以上の財産がある場合は、相続税申告を行い相続税の納付が必要になります。
相続するもの(不動産や預貯金、有価証券)財産がどこにどれだけあるのか洗い出しをしておきましょう。
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元気なうちに財産目録を
相続税にかかるものを一覧にまとめておきましょう。
・不動産(権利書などの保管場所)
・預貯金(銀行、支店、口座)
・住宅ローン
・保険
・証券などなど

友人は、これを洗い出すのにとても時間がかかったそうです。
ゴルフ会員権、株券などいつの間に買っていたの?なんていうこともあり、さらには銀行口座も6つ以上あったそうで、平日に休みを取り手続きをしていったそうです。
銀行に行く前は必ず必要書類を聞いてからにしましょう。
また今の時代、パソコンやスマホなどのパスワードなどもしっかり確認しておきましょう。
電話で解約できない、ネットから解約なんていうサービスやアプリもあります。

家族で話そう
とても言い出しにくい話ですが、親御さんが元気なうちに話し合い、お互い一番良い形を探していけるといいですね。
「コロナもあり実家へもなかなか足を運ばなくなった」という方も多いと思います。
元気なうちにご両親と時間をかけて準備することは決して悪いことではありません。逆に将来について相談したからこそ家族の時間を大事にしようという気持ちになって、より家族の絆が深まることもあるようですよ。
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矢島不動産管理には「相続支援コンサルタント」の資格を持つスタッフが在籍しています。
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