2017年3月期、フジ・メディアホールディングスが1年間で稼ぎ出した営業利益は223億1900万円。そのうち、テレビCMなど広告収入を柱とする「放送事業」で稼いだ分は、たった68億3000万円。
テレビ局の経営といえばCMこそが一番の稼ぎ頭だと思っていましたが、フジ・メディアHDの場合は全体の3割ほどということになります。
しかも、この「放送事業」の利益には、フジテレビだけではなく、BSのビーエスフジ、ラジオのニッポン放送が稼いだ広告収入なども含まれているので、純粋にフジテレビの利益分だけを抜き出すと40億2700万円。
つまり、テレビ事業は全社の18%分しか稼いでいない。
そんな絶不調のテレビ事業に代わって、いま会社の利益を支えているのが「都市開発事業」なるもの。
'17年3月期には約110億円の営業利益を上げ、会社全体の利益の約半分を支えている文字通りの「稼ぎ頭」である。
その「都市開発事業」の中核を担っているのがサンケイビル。
「サンケイビルは『S-GATE』ブランドを中心とした賃貸オフィスビルから、『ルフォン』ブランドのマンション、『ウェルケア』ブランドの老人ホームまで手掛ける総合中堅デベロッパー。
要するに、テレビではなくて不動産が「本業」――。これがフジ・メディアHDの偽らざる姿なのである。
このような会社は他にもたくさんあります。
TBS、講談社、片倉工業(富岡製糸場の経営母体)などなど
本業の利益を上回る不動産事業
ピンチの時に助けてくれる不動産投資
私も一生懸命働きながら、コツコツと不動産を買い、将来の不安を少しでもなくせるような資産形成をしていこうと思います。